ふたたび、風人さんからも。
岡林厚志さん。
風人からの風テントで放映していた映像の多くの撮影とすべての編集も行ってくださいました。
写真もすごくいいんですよね。
あとからになりますが、いただいたら、こちらにも掲載させていただきます。
(他にも、風人さんとしての絶妙な特技があるんです。
車の誘導。
hyakkaさんの「オーライ、オーライ、オーライ・・・」の声と手ぶりが、工房からの風のあとしばらく残ります(笑))
今年は本当にお庭が美しかったですね…。
「鎮守の杜の色暦」の映像のために撮影しているときも、お庭の映像だけで長尺になってしまいそうなくらい、心惹かれる景色ばかりでした。
この恵みの年に「鎮守の杜の色暦」の取り組みができたことは、お庭からの祝福に他ありませんね。
会場を巡回している際も、お庭の美しさに心奪われる瞬間が何度もありました。
雨上がりがまた美しくて。
2日目、1日目よりも晴れやかな表情の出展者さんが多かったのも、もしかしたら雨上がりの解放感のおかげもあるかもしれませんね。
ところで、トークショーでお庭の土の話になった時に思い出したことがありました。
我が家の庭の車庫を庭師さんに施工して頂いた時にその方が仰っていたのですが、
豊かな森では、土の中に菌類による「菌糸ネットワーク」というものがあるそうです。
土中の菌類を介して植物たちは情報や栄養をやりとりしているんだとか。
病害虫が流行った時に森全体が壊滅しないようにその情報を伝えたり、大きな木が小さな幼木に栄養を送ったりもしているそうです。
森の中でひとつの社会ができているわけですね。
もしかしたら、ここの庭にも同じシステムができているのかもしれません。
手仕事や工藝の世界でも、作家同士が繋がりあって、直接的でなくともそっと支え合い、工藝の世界全体が豊かな森のようになっていけるといいですね。
そういう意味では、「工房からの風」は土の中の菌の役目を担っているのかもしれません。
今年は風人からの風の映像のために作家同士で深い話をする機会にも恵まれ、例年以上に頭も心もフル回転!
その分、たくさん刺激を頂き、様々に思考を巡らし、充実した年となりました。
これも「工房からの風」がなければ繋がらなかったことですね。
改めまして、この度も大変お世話になりました。
コロナ禍の苦しい時にあっても灯を絶やさず続けてこられたことが結実したような会でしたね。
本当に大変なことだったと思います。
誠に、ありがとうございます!
来年の展開はまだわかりませんが、さらに土を膨よかにできるようなお手伝いができればと思っています。
hyakka 岡林厚志
(photo by hyakka)
(photo by hyakka)
『 手仕事や工藝の世界でも、作家同士が繋がりあって、直接的でなくともそっと支え合い、工藝の世界全体が豊かな森のようになっていけるといいですね。』
素敵な感じ方、考え方ですね。
今年は季節の巡りの幸いもあって、お庭の草花が史上最高に工房からの風の日にマッチしていました。
多様な草花が重層的に息づいていて、それぞれが美しくあって、そして他者をも美しく映えさせるというような。
庭の在り方は、仕事、生き方にとても響くものですね。
諸々整えて、風人からの風のテントで限定公開していた映像もまもなく一般公開いたします。
準備が整いましたら、また、お知らせいたしますね。
&岡林さんの美しい写真もこの頁で更新しましょう。
岡林厚志さんのHPはこちらです。
→ click